この記事はイデコを始めようか迷っている人に向けた記事です。
どんな人がイデコを始めるべきなのか
イデコは次の3つをクリアした人がやるべきです。
- 100万円以上の貯金がある人
- NISAをやっている人
- 当面大きな支出の予定がない人
1.100万円以上の貯金がある人
イデコは毎月5,000円以上の積み立てと60歳まで引き出し不可という特徴があります。
途中積立停止することはできますが、信託銀行手数料が月額66円かかるうえ、再開にも手続きが必要になるので、停止するような状況になるような人にはおすすめできません。
よって、しっかり資金が管理できて貯蓄することができる、ある程度余裕資金がある方がやるべきです。
2.NISAをやっている人
イデコで投資信託を購入予定の人は、まずNISAを始めるべきです。
イデコは60歳まで引き出し不可という大きな縛りがあるため、そうした制約のないNISAを先に開始したほうが、何かあったときに取り崩すことができるため安心です。
イデコでは元本確保型の定期預金のみで運用予定という方はこの項目は気にしなくて構いません。
3.当面大きな支出の予定がない人
車を買う、家を買う、子供が大学に入学する等といった大きなイベントがある予定の人は、やめておくべきです。
月5,000円でも思わぬ負担になりかねないからです。
イベントが終わって少し落ち着いてから始めることがおすすめです。
イデコのメリット
最大のメリットは所得控除があり、支払う税金が少なくなることです。
年60,000円積み立て、所得税5%、住民税10%の場合、9,000円税金が安くなります。
わかりやすく、その年に限っていうと、51,000円(60,000円(積立額)-9,000円(税金減額分))お金を預けると、60歳になったとき60,000円に戻ってくるという仕組みです。単純計算、17%増える!ってことです。
ただし、手数料分だけ、実際は低くなります。
60,000円から手数料897円を引くと59,103円。それでも、15.9%はありますね。
複利計算で毎年の利率はどうなるかエクセルを使って計算しました。
20歳だと0.37%、30歳だと0.49%、40歳だと0.74%、50歳だと1.49%です。
イデコの手数料
- 国民年金基金連合会手数料
- 運営管理手数料
- 信託銀行手数料
国民年金基金連合会手数料
国民年金基金連合会にかかる手数料は1回支払いあたり105円になります。
ただし、1年間分をまとめて支払うことができ、1年1回支払いなら、年に105円となり、毎月払い1260円に比べお得です。
運営管理手数料
金融機関によって異なりますが最安0円
信託銀行手数料
毎月66円
手数料の考え方
毎月払いだと、2,052円。年払いだと897円。1155円お得ですね。
元本確保型だと問題ないのですが、リスク資産の場合、時間分散効果が薄くなってしまうので要注意。
時間分散効果
時間分散効果がどういうことかというと、例を使って紹介します。
例えば、平均100円の商品があるとします。
その商品が80円から120円の間を価格変動していたら、毎月購入すると、平均購入額は100円に近くなります。
ただし、年1回購入するタイミングが120円だとしたら、100円で買えたものを120円で買うことにない高値掴みすることになります。
購入タイミングが80円だったら安く買えることになるので、有利不利はタイミング次第です。
運用成績のぶれをできるだけ少なくしたいか、多少ぶれても気にしたいと考えるかその人次第と思います。
月払いか年払いか
私がどう考えるかというと、拠出金額次第です。
年60,000円拠出(月5,000円)だと、年払いに占める手数料割合は1.495%(897円/60,000円)。月払いだと、3.42%(2,052円/60,000円)。
年約2%高くなります。2%はかなり影響が大きいので、月5千円の場合は、年払いがオススメです。
年276,000円拠出(月23,000円)だと、年払いに占める手数料割合は0.325%(897円/276,000円)。月払いだと、0.743%(2,052円/276,000円)。
割合の差の年0.4%は小さくはないですがまだ許容範囲です。債権などといった変動率の低い投資信託の場合は、年払い。新興国などの変動率の高い投資信託の場合は月払いといった選択が考えられます。
コメント
iDeCoについて調べようとしていたので、わたしにとってタイムリーな記事!参考になりました!
コメントありがとうございます。
まだ、ブログ始めたてで記事がうまく書けているか自信がなかったので、コメントいただけてうれしかったです。